2015年5月8日


今日は昼から切り出してました。



最終仕上げのモラモラのマスター作りです。僕の場合マスターには硬度の高いケミカルウッドを使います。


ここから加工していない(目掘りとか)物をシリコンで取り、そのシリコンに特殊なウレタンを流し、そいつをベースにテストショットを抜いていく作業です。ファーストマスターって奴です。


試行錯誤しやっとな感じです。ヘッドの形状や目の位置を調整し、厚みも微調整。当初は中央部に大きな10mmの目玉を付けてたのですが、スローに引いた際に良くない事が判明し、ここ半年位は全体的な形状とウェイトの位置を再度見直し、水流がボディ全体を纏うような感じを目指しました。


あとはリーリングの感度。リーリング感度を上げる事で、ノー感じな釣りが苦手な人でも自身のルアーが水中でどのような状態にあるか?が分かるけど、分かりすぎない。ここが釣れるキモです。分かりすぎてはいけないルアーなんです。


モラモラの飛距離は世にあるフロートバイブでは間違いなくトップクラスだと思います。


とりあえず3点アイの位置や腹の形状など、もっとこだわった所はあるのですが、今は簡単に。ルアーは適材適所。またこれ!とこだわった釣りたいルアーでやり通すのもまた楽しみ方。モラモラはそんなBOXに一つ忍ばしておくと安心するルアー。っと言ってもデカイのが狙えないのか?答えはノーで、アングラーの使い方や想像次第でグングン成長し信頼を勝ち得ていくルアーになって欲しい。だからウェイトシールも貼りやすい様に、形状も整えてます。


こんな下手な僕でもポコポコと魚を連れてきてくれるルアーです。僕もテストを手伝ってくれてる人間も特殊な事はしてません。投げて巻くだけ。


作ったプロトの数はおおよそですが、40を超えました。一つ一つ勉強させて貰い、次に繋がったプロトさん。


それもこれも僕が未熟故な結果で、長々とここまで来ました。何年掛かっても自分が欲しい物を完成させる。そんな気持ちで投げてます。笑


どうせならこの先何年先に見ても不満の無い物を、胸を張れる物を作りたい。そんな感じです^ - ^


っとまだまだ乗り越えなければならない事は山の様にありますがね。笑


とりあえずモラモラ…もうすぐそこまでピーク…来てるよな?笑


そうそう同時に陰ながら進めている対ランカー(魚種問わない)ボーダレスビッグミノーが良い感じなんです。笑


だれか河川のランカースズキ狙いで使ってみて欲しいなぁ〜。笑